そのひぐらし

バンドそのひぐらしの音楽活動をお届けします

新緑が眩しすぎて 五月みどりの歌を口づさむ

 かの忌々しいGWも終わり、例年のごとく五月病のそのひぐらしです。皆さんも五月病に陥っているかと思いますのでここはチョイと気が利いたライトな小話でも・・・

ひと月程前、私は友人と慰安会と称してとある健康ランドで風呂に入り、サウナルームに向った。そこの施設はトレーニングジムも併設されているらしく、サウナのドアを開けると、マッチョな男たちで埋め尽くされ満員御礼状態で私と友人は一瞬怯み、躊躇したが我々にも毒素を抜いてビールをたらふく飲むという崇高な目的があるのでたるんだ肉体をさらけ出し(陰部はタオルで隠したが)マッチョイズムの集団の中へ飛び込んだ・・・ 普通でも息苦しいほどのフィンランドサウナ内はマッチョ精神の熱気でムンムン度は目が眩む程であった。

そんな中で登場したのが大団扇を手にしたヒョロヒョロの青年だ。「何とかかんとかのサービスにやってきましたっ!よろしくお願いしま~すっ!」てな感じで、持参した大うちわを扇ぎ続けサウナ内の対流をかくはんし始めた。この行為により庫内はさらにヒートアップ!息をするのも憚れるくらいメチャ熱い!さらにその青年のサービスは続いた。次は個人一人ひとりに対して大ウチワを扇いで熱風攻撃をするサービスだ。周りのマッチョ達はこのサービスを当たり前かのように受け入れており、熱風を浴びるマッチョマン達は「オッス!お願いします」てな具合でもっと熱風をくれよ~と言わんばかりに飛び散る汗が輝きを増していった。

当然そんなサービスの存在すら知らなかった私と友人は度肝を抜かれてニヤニヤしていると、うちわ扇ぎ係りのひょろひょろな青年が過酷な労働によりフラフラし始めた。すると回りから「にーちゃん大丈夫か!」 青年は「ありがとうございます。大丈夫です。これが僕の仕事です。」と自分の仕事に対するプライドを背中に漂わせ大ウチワを扇ぎ続けた。その様を見て偶発的に一体感生まれ、サウナの庫内が一気にグルーヴし始めた。その様はまるでDONNY HATHAWAYのライブの「THE GHETTO」ようだった。

一番隅にポジショニングしていた私が扇ぎ熱風攻撃の最終浴び者で「オス!お願いいたします!」と礼をして熱風を全身で浴びながら未だに多分これからも行くことのないだろう北欧フィンランドのフィヨルドに思いを馳せた。

私が浴び終わると会場から割れんばかりの拍手が起こった。当然それは青年に対しての賞賛だ。私はその時ライブの神髄を見た気がした・・・  




  1. 2017/05/10(水) 18:14:22|
  2. 原口正樹の魚雷日記 「鈍愚羅・漫愚羅」
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